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行動経済学② まとめ

教育2020/09/13

行動経済学②  

1⃣現状維持バイアス
●損失回避性
 利益より損失に着目してしまう
・必ず失敗戦略はリスクを取らない事
    (マーク・ザッカーバーグ)
・安全にやろうと思うことは危険な落とし穴
    (スティーブ・ジョブズ)
・リスクを負わないことがリスク
    (ビル・ゲイツ)

 リスクをとる(挑戦すること)
 戦いに挑むこと→負けることもある

【「得られるもの」と「失うもの」の
  両側面から考える】

 失敗までの過程の中で経験や実績や人脈が
 後で生かされる

 失うもの←注目されやすいが、案外少ないかも
 めんどくささ、金額的に・・・

【どうリスクをとるか?】← 今後の企業経営テーマ
 現状維持バイアスは成功経験の積み重ね
 (得られるものの積み重ねで)突破する

2⃣行動経済学をマーケティングに応用
 各々の感情に従って非合理的に行動する経済活動について
 研究を行う学問 
 → 人間の感情や心理に訴えかけてマーケティングを行うこと
  感情に訴えかける}
  心理を利用する }マーケティングに有効

●アンカリング効果
 値下げのシールや販促のチラシに書かれた数値が
 判断に影響を与える
 例;50%OFF 2割引

●サンクコスト効果(埋没費用)
 費やしてしまって取り戻すことのできない時間やお金
 労力が判断に影響を与える
 例;スマホ無料○○連ガチャ
   ここまでやったのだから最後まで・・・
   レアキャラが出たから

●フレーミング効果 
 実質的には同じ意味を表す選択肢であっても
 表現が異なるだけで逆の選択をしてしまう
 
 ×100万円の投資で30%損する

 ◎100万円の投資で500人中350人得をする
  
 (表現にポジティブ→選ばれる
     ネガティブ→選ばれない)

●ハーティング効果
 行列があったら並びたい
 客がいないと不安/人間の生存本能

●おとり効果
 明らかに選ばれない選択肢を追加して、意思決定を変化 
 させる効果
 (引き立て役を作る)+極端回避性
 例; テレビ  テレビ  テレビ
    20万  5万   10万
               ↑ 
            10万円のテレビが選ばれる
〈経済学では〉
 人間は超合理的(利益の最大化)
    超自動的(誘惑に負けない)
    超利己的(自己利益の最優先)である
 実在しない人間が対象→ホモ・エコノミクス
 行動経済学では、人間は合理的ではないこともある。 
 実際によくいる人間が対象
 →その不合理な行動の傾向、法則を理解して、必要な時に
  合理的な選択・行動が出来るようになる!
  人生の損を減らす!

●メンタルアカウンティング(心理会計)
 頭の中でお金の勘定の仕分けを無意識に行い、利用方法の
 選択に影響を与えること
  合理的な会計  お金の使い方
  心理的な会計  勘定は一致するとは限らない
 例; 本 2000円→1000円
      安い店にわざわざ買いに行く
   スマホ 15万 → 14万9000円
      わざわざ行かない
 例;× ¥2万円のチケットをひったくられる
       +                娯楽費は
     ¥2万円のチケットを買いなおす    4万円
  
   〇 ¥2万円をひったくられる
       +                娯楽費は
     ¥2万円のチケットを買う       2万円

●ヒューリスティックス・・・合理的ではない直観
 ・なんとなく
 ・冷静ではない判断
 ヒューリスティックスから生じる「考えの偏り」をバイアスという

●バイアスの3大要因
①代表性・・・ステレオタイプ(固定概念)を判断基準にすること。
       妥当性の錯角・思い込み
       明らかにだとうであり倫理の適用を怠ること
 連語錯誤・・もっともらしいに騙される 
       見た目、第一印象で交換を持ってもらえる   
       信用してしまう
 ギャンブラーの誤謬・・・ランダムな事象への規則を見つける錯誤
       連続して発生しても、次回の確率はかわらない
 例;コイントス
    ①表裏裏表裏
    ②表表表表表  確率はどちらも同じ

②利用可能性 
 思いつきやすい事象の課題評価
 ・海に行ったら水難事故
 ・飛行機事故→LCCの格安
 ☆小さなリスクで大きく心配してしまう

自分の仕事に取り入れたいこと
 
 人間の不合理な行動を理解して、必要な時に合理的な選択、行動
 が出来るようにしたい。
 固定概念を判断基準にし、見た目、第一印象で好感を持ってもらえ、
 信用される人材に成長したい。

 サンクコスト効果の、費やしてしまった取り戻すことのできない時間や
 労力が判断に影響しないように、冷静な判断が出来るように心掛けたい

 利用可能性:小径のタップやドリルは折れやすいと思うが、実際には
 あまり折れたことがないと思う

 偉人たちはリスクを負う戦略をとることが大切だと言っている。個人的な
 解釈では、リスクを負うというのは、変化を恐れないことだと思った。
 新しい工具や加工方法などがあれば、柔軟に取り入れていきたい。

 新しい仕事で別の似ている仕事と同じような加工手順で進めて、仕上げ
 工程などで困ったことがあるので、固定概念にとらわれず、加工手順
 を考えたい。

 リスクのある仕事で失敗したとしても、過程の中で得られる経験が
 後で生かせると思う。

 図面変更などに気付かず、思い込みでミスをするのはたまにあるので、
 なんとなくではなく確認はしっかりしようと思う

 自分の非合理的な行動が、大きな損に繋がっていないか意識する。

 バイアス3大要因の代表性で、どうしても固定概念で判断を間違えることが
 あるので、バイアスをしっかり理解し、思い込みを少なくしたい。

 

振り返り・今日の学び
 
 行動経済学をマーケティングに応用したら、色々な効果があり、人間の
 判断に影響を与えることが分かった。そのうえで、合理的な選択、行動をし
 人生の損を減らすようにしたい。
  
 行動経済学を知ることによって、惑わされないように、経済的な選択、行動
 が出来るように心がけたい。

 自分はホモエコノミクスとは真逆の人間だなと思った。
 アンカリング効果・サンクコスト効果などすべての効果に引っかかっている。
 もっと節約しなければならないと、つくづく思った。

 サンクスト効果の影響を受けている人は、なかなか他の方向に考えが移せない
 状態になっているかもしれないが、当人以外の人からすると「なんで?」と
 いうことも多いと思う。
 自分がそういう状態になっていると思ったら、素直に周りの人に意見を聞いて
 みることが大切だと思った。

 人は小さなリスクでも命に関係することだと、よりネガティブな思考になることが
 分かった。

 人は、アンカリング効果やサンクコスト効果により判断を左右されていると分かった。

 落ち着いて確率で考えると、間違っていると分かっていても、バイアスによって
 それっぽいことの方が信じられるように思うのは面白いなと思った。

 成功体験の積み重ねで、現状維持バイアスを突破する。

 行動経済学をマーケティングに応用している例で、一見お店側の不利な条件と
 見せかけて、実は自分が損をしていることもあると知り、一時の感情に流されず
 合理的な判断をしたい。