SAKAMOTO

新着情報
NEWS

NEWS

加工の知識③測定編後編まとめ 201012

教育2020/10/14

加工の知識③

①三点マイクロメーター
 穴の内径を測る(0.01単位)
 
 対応範囲が狭い
  (φ8~φ10用、φ10~φ12用、φ20~φ25用)
 安定した測定結果がなかなか出ない
 
 作る手間が不要→結果が出るまで早い
 

➁スプラインマイクロメータ
 先端が超細い
 干渉が少ない(かゆい所に手が届く)

③キャリパー型外径マイクロメーター
 測定部位がスピンドルの同軸上にない
 干渉が少ない
 精度が安定しない

④歯厚マイクロメーター
 先端が広がっている(シンバル状になっている)
 低い段が測りやすい
 測定に技術が必要
  (測定部位がスピンドルの同軸上にないため)
 分解メンテナンスが出来ない

⑤V溝マイクロメーター
 溝に当てて、三点測定する
 形状により測定に必要

⑥デプスマイクロメーター
 深さを測定する
 先端が細いので、奥まったところでも入りやすい
 測定に技術が必要(測るたびに結果が違う)

⑦ブレードマイクロメーター
 外径の溝を測定する
 先端が細い
 普通のマイクロメーターと同じように使いやすい

⑧指示マイクロメーター
 スピンドル部を固定して、アンビル部分が稼働して測定する
  (シリンダーゲージのように測る)

⑨内径溝厚マイクロメーター
 キャリパー外側マイクロの内径用

⑩三次元測定機
 通常の測定で無理なもの
  例;曲面の測定、大型のもの
 プローブを当てて測る
 プローブが届けば、何でも測れる
 ☆完備していると、品質の信用が上がる
 *測定環境  →  コスト大
 ・恒温室(24時間20±0.1℃)
 ・温度管理のために入室制限
 ・建物基礎まで独立
 ・定期的な校正が必要

⑪機上測定
 五面加工機や複合加工機に専用プローブを取り付けて
 加工後その場ですぐ測定できる→☆そのまま修正加工が出来る!
 3DCADとの連携でCAD通りに仕上がっているか
 どうか確認するための専用ソフトが必要

⑫画像寸法測定器
 写真を撮って画像で寸法を測定する
 ☆恒温環境不要、コスト安い
 まだ完成度が低い
 小さいものしか測れない


 

自分の仕事に取り入れたいこと

 マイクロを使用するときは、たまにはマスターゲージで
 寸法の誤差を確認するように心がけたい

 めったに使わない歯厚マイクロが少し苦手なので、素早く
 正確に測定できるようにしたい

 色々な種類のマイクロメーターがあるので、測定に最適な
 マイクロメーターを使おうと思う

 三点マイクロメーターやV溝マイクロメーターなど知らな
 い測定器具を知る機会が出来て良かったと思う。今のとこ
 ろは新しい測定器具は必要なさそうだが、今後また測りに
 くい部分などがあれば、参考にしたいと思う。

 自社でよく使うマイクロメーター以外にもさまざまな種類
 のマイクロメーターがあることを知れた。
 歯厚マイクロメーターで測定した後に普通のマイクロメー
 ターで測ると誤差が出ることがあるので、測定技術を高め
 たい。

 今のところ今日習った測定器で、あったらいいと思うよう
 なものはなかったと思う。

 シリンダゲージで測れないφ8~φ14くらいを測れる
 三点マイクロは、測定技術があれば、なかなかいいなと思った。

 マイクロメーターには測定するものの型、測定したい場所
 の用途別に、様々な大きさ、種類があることが分かった。

振り返り・今日の学び

 いろんな測定具があることが分かった。
 どれも高額なので、大事に扱いたい。

 機上測定で、加工してそのまま測定できれば、マイクロの
 読み間違いなどなく、正確に仕上がっているかどうかの確認
 ができるので便利だと思った。

 三次元測定機の値段と設置費用、ランニングコストにびっくり
 した。

 三次元測定機の取り扱いの手間やランニングコストの大きさに
 驚いた。一方で機上測定器や画像寸法測定器などのような比較
 的低コストで使えるものもあるので、そういったものが高精度
 になっていけば、今後使う機会があるかもしれないと思う。

 プローブを当てなくても、品物の画像を撮って測定できるのは
 驚いた。機械にピックテスタを取り付けても測定が難しい所で
 も測れるのは素晴らしいと思うが、三次元測定機はどのタイプ
 もコストが高いと思った。

 色々な測定器があることが分かった。

 三次元測定機は精度を保とうとしたら、建物の基礎から莫大な
 コストがかかることが分かった。機上測定の方が導入しやすそ
 うだなと思った。

 マイクロメーターの種類について学んだ。普段使っているアン
 ビル側が半球になっているマイクロメーターはでてこなかった
 ので、それにも名前があるのか調べておきたい。

 三次元測定機を導入するためには、測定環境や温度管理など、
 大きなコストがかかることが知れた。
 画像寸法測定器はとてもハイテクだなと思った。
 IPHONEにもカメラを使って長さを測定する機能があるが、
 イメージ的にはそれに近いのかなと思った。