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加工の知識⑦ DX時代 201026

教育2020/10/28

加工の知識⑦ DX時代

●デジタルトランスフォーメーション 
       digital trans formation
 デジタル化の進化形
・DX化が遅れていることによる損失 12兆円
  IT化のさらなる進化によって人々の生活や産業が
  より発展する事
・DX化が進まない理由
  既存システムの連携が取れない
  ブラックボックス化
   (単体では問題なくても、連携できない、よく分からない)
  レガシー化
   (古すぎて新しいものに置き換えられない)
  マインドセット
   (人々の認識がついていかない、必要か?意義がわからない)
  人材
   (詳しい人がいない)
 世界中の産業が導入している
 我々が踏みとどまると
 ・・・ライバル国、企業に抜かれていく。

●2025年の崖
 DXが遅れることによって発生する損失 12兆円(GDP2%)
 が2025年に起こる
 DXが成功して進むと、2030年では30%の差(DXを進めない
 リスク)が出る

●DX推進システムガイドライン
①経営戦略におけるDXの位置づけ
 短期・長期ビジョンを明確にする
 ※コスト、労力が大きい
➁技術・体制・仕組み作り
 それぞれが当事者になり、アイデアを出し合ったりする
③実行プロセス 
 特殊なシステムにしてしまうと、再レガシー化の恐れがある。

DXとは「ITを利用したビジネスモデルの変革」
 ☆古いシステムを使い続ける会社には未来はない
DX活用として、
◎問題解決に用いる→DXはスムーズに移行
×現状に問題がない→表面化しない為、DXの発想が起きない
  ↓
 もっとよいシステム、自動化等、新しい技術はどんどん世に出ている
 ・広い視野を持つ、情報収集する
 ・小さな積み重ねのDXもあり

デジタイゼーション→アナログ+デジタル
デジタライゼーション→データ活用
デジタルトランスフォーメーション
         →社会全体に影響を与えるデジタライゼーション

●DXのゴールは
「顧客視点」で新たなビジネス価値を創り出す事
 ・Q 品質
 ・C 価格
 ・D 納期
 の向上

DXを使って何かできないか?
 →どんな価値を創出するか
DX関連へに投資が増加している
 社会全般がDXに向かっている(ロボット、無人搬送車)
 強い工場となるためにはデータ活用が不可欠
 「見える化」後で簡単にだれでも参照できる
 技術の見える化、共有化→DXで解決
 技術者等の感覚を通じて行われていき、製造現場の工程や改善をDX化

●DXは二刀流
(強みを伸ばす)既定路線を強化
(弱みを解消) 不確実性の高いデジタル化
・DX時代の環境変化を認識している企業は、増益
・どうやって現状を乗り越えるか?
 すべての関係者が現状や課題「世の中の大変革が起きる」の認識を共有し、
 アクションに繋げる
 ☆当事者意識を持つ

●DX時代の日本の製造業のあるべき姿
 現状:生産においてはすでに最高レベル
 
   設計⇘     ⇙物流
   受注⇒ 生産 ⇐保守
   調達⇗     ⇖部品

    「最適化すること」

☆ドイツの製造業は既に全体最適化を開始
 ①経験の長い熟練工の匠の技を継承
 ②見える化~自動化までデジタル化
 ③モノが発揮する機能を売る「コトづくり」
 日本:前工程・後工程の生産性は高くない
 ドイツ:前工程・後工程全体を顧客価値として提供
  海外との競争力を上げるために
   「サプライチェーン」「エンジニアリングチェーン」を
  含めた最適化が必要  

自分の仕事に取り入れたいこと

 「古いシステムを使い続ける会社には未来はない」というように、
 広い視野を持ち、新しい技術を探し、少しでも時間短縮が出来る
 ように努力する必要がある

 ITを利用した改善や技能の見える化、共有化などで、顧客視点
 のQCDの工場に繋げたい

 DXをするためには、阪本の課題を正確に認識し、データを十分
 に活用する技術を取得する必要があると思う

 デジタルトランスフォーメーションはデジタイゼーションからデ
 ジタライゼーションという階段を経て実現できるものだというこ
 とが分かった。
 自分の仕事だと、加工の注意事項などをまず文字や写真でデジタ
 ル化して、皆で共有して活用できるデータとして残すことが必要
 ではないかと思う。

 加工にコツがいる仕事は、図面やその裏に書き込んでいたり、段 
 取りの写真をパソコンに保存しているが、図面は大きさや形状で
 分別しているので、探すのに手間がかかる。保存している写真は
 他の人がパソコンを使っていると確認できない場合があるので、
 タブレットなどを使って図面や写真を管理できれば生産性が上が
 るかもしれない。

 どのように自分の仕事にDXを導入したらよいか思いつきません。

 忙しい時でも、写真やプログラムや図面に加工時の注意点や情報
 を残しておくのが大切だと思う。

 デジタル化を進めることになった時のために、表面化していない
 現状の問題点を見つけておく。 

 以前に比較すると、自社も少しずつデジタイゼーションしている
 と思う。少しずつDX化が出来るように、小さなことから取り組
 んでいきたい。

 
振り返り・今日の学び
 
 DX(デジタルトランスフォーメーション)を学び、日本は世界
 から遅れをとっていて、今まで通りでは発展性がない事を知った。
 今後は強い工場となるためにはいろいろなデータの活用をしてい
 く必要がある。

 時代に取り残されないように、現状維持だけでなく、IT化によ
 る改善や見える化、技術の活用で強い工場を目指す。

 短期的な施策と長期的な施策を組み合わせ、効率よくDXを進める。

 デジタルトランスフォーメーションを進める上で障害になるもの
 の1つに、レガシー化がある事が分かった。昔からのやり方など
 は何も考えずに安心して使える場所が多いが、そういったことに
 も一度疑問の目を向けることが必要だと思う。

 ドイツなどの企業はDX化によってムダをなくし、高い利益を上
 げていることが知れた。

 2025年の崖を乗り越えようと、社会は動いていることを知った。

 世界中でDXが進む中、日本が出遅れているのを知った。現状問
 題がなかったら、わざわざ大きなコストや労力を払ってまで新し
 いシステムに投資するメリットを感じづらいのは仕方ないのかな
 と思った。

 デジタルトランスフォーメーションとはITを利用したビジネス
 モデルの変革である。

 日本のGDPが低下しつつある現在、2025年の崖が本当に来
 るとしたら、日本の損失は12兆円に上るということが分かった。
 少しでも損失を減らせるように、個々が出来る事は限界があるが、
 目の前の事から少しずつ取り組んでいく。