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JIMTOF 2020 オンライン③ 201124

教育2020/11/26

JIMTOF 2020 オンライン③

●芝浦機械(2020年4月東芝機械が社名変更)

門型マシニングセンター
・MPC-EⅡシリーズ
 アタッチメント交換により多様な加工・高剛性)

・MPFシリーズ
 テーブル固定により省スペース

・MPJ-Mシリーズ
 高速加工用10,000min回軸
 フリクション接合対応
 
横中ぐりフライス盤
・BTDシリーズ
 Z軸移動がテーブル
 作業性、操作性良
 単品加工向き

・BTHシリーズ
 Z軸の移動はコラム(上)
 無人運転、繰り返し加工
 量産加工向き
 省スペース
 豊富な主軸、クイル、テーブルの選択が可能

●イスカル(イスラエル、超一流品)
・ロジック3カム 送0.3~0.4
 差し刃タイプ3枚刃、ネジなし・・・組み立て簡単
 センター引き込み、クランプ

・タングFグリップ
 突切り、角型ブレード(4ポケット)
 加工中のビビりを抑制
 チップ形状、ブレード形状が特殊で高剛性

・ロジック4ターン
 刃先はポジ形状で強いすくい角→低抵抗
 裏表4コーナーの設計(従来2コーナー)
 おそらく世界初(今までニーズ少)
 高圧クーラント対応

・ロジック4フィード
 刃先がポジ形状で低抵抗→静かに削れる
 裏表4コーナー設計
 高送りカッター

・タングフィン
 高精度仕上げカッター
 取付チップの位置を径方向と軸方向にずらした配置で切り粉を分散、
 前仕上げ加工が不要

・ナンミル
 小径(φ8~φ10)チップ交換式エンドミル
 2枚刃(従来は1枚刃)
 ねじを全部外さなくても交換可能
 刃長3mm 使う用途は限られる
 小径の浅い加工向け

●イスカルセミナー(ビビり対処法)
「ビビり」が引き起こす問題
 品質、効率、コスト、精度→生産性悪化
 ビビりとは加工中の振動
①突き出し
 たわみ量は突き出し長さの3乗
 材質をたわみにくい超硬
 径を大きく、突き出しを短く
 ☆切削荷重を抑えるセレーション切れ刃(波型)が、切削荷重を減少
  (P290ミルシュレッド)
 ☆高送りカッターを使用
  リード角を浅くして切削抵抗を減らす
 ☆切削荷重の方向を変える≪プランジ加工≫

➁シーリング溝加工
 ・ビビり
 ・切削熱→寿命短い
 一般的には回転や速度を下げて生産性を下げて対応
 不等リード、不等ピッチ(チャターフリー)
 ☆加工の周期性を崩す
 ☆トロコイダル加工、プランジ加工、サイドカッターに置き換える

③ワーク剛性の低いミーリング加工
 ・たわみ易いワーク形状
 ・幅の狭い端面の加工
 ・薄い壁面の肩削り加工
 要「切削抵抗を縦方向に向ける
 検 主分力(縦に向ける)回転によって発生
 討 カッター径を太く
   刃数を減らす            」
 ≪対処≫
 ・90°カッター使用
 ・刃数を減らす
 ・カッター径を小さく
 ・内側から外側に向けて指示部を残しながら加工
 ・加工は剛性の高い方向へ
 ・常に切削状態を維持する
   HELIMILL

自分の仕事に取り入れたいこと

 「ビビり」の対処法として、カッター径を小さくしたり、刃数を減ら
 したりとあるように、その場面になった時は思い出して試してみようと思う。 
 
 イスカルの高送りカッターは機会があれば使ってみたいと思った。

 よく薄い品物の加工でビビりが発生するので、今日の知識を活用しようと思う。

 イスカルの工具は今までにあまり見た事のないような形状のものが
 多かったので、使ってみると大きく加工時間が変わったりするのかなと思った。
 
 ビビりの発生原因とその影響について詳しく知れた。溝加工でビビる
 ことが多いので、加工のスピードを下げたり、刃数の少ない工具を選ぶ
 などして対応したい。

 イスカルの突切りのスピードはすごいと思った。

 ビビりの対処法を、作業中にビビりが発生したときに取り入れたい。

 ビビりの発生条件にはたくさんの要因がある事が分かった。
 対処方法が知れて良かった。
 

振り返り・今日の学び

 加工中のビビりの対処法について詳しく学んだ。
 ちょっと早かったので、もう少し詳しく知りたいと思った。

 イスカルセミナー、ビビりの対処法は分かりやすくてよかった。
 今後の仕事の参考にしたい。

 チップのドリルは加工時間は早いが、チップの交換時期がよく分からない。
 いきなり壊れる。

 たわみ量が突出し量の3乗に比例して大きくなることを学んだので、
 可能な限り工具の突き出しは短く収めるように心がけたい。 

 イスカルの工具はどれも先進的だと分かった。突切りは普段使用
 している工具よりもかなり早く加工できそうだが、ホルダーが大きい
 ので、タレットを回転させたときの干渉に気を付けないといけないと思った。

 ビビりが出たときは、工具の径と突出しを短くすることと、チップの
 形状を変えてみようと思った。

 JIMTOFのオンライン展示会で最新の工作機械や工具、イスカル
 のセミナーで加工時のビビり対処法について学んだ。

 フリクション接合や積層加工のように、新技術の研究が日々行われて
 いることが分かった。フリクション接合が工作機械で出来るのは知らなかった。