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JIMTOF 2020 オンライン④ 201126

教育2020/11/30

JIMTOF 2020 オンライン④

●AMADA(工作機械世界シェア3位)
・レーザー加工機
 ENSIS-AJシリーズ(鉄、板厚25mm可能)
  ファイバーレーザー切断機
  ビーム可変ユニットで無段階でビーム形状を変化
  1台で薄~厚板まで安定した高品質切断
 VENTIS
  ファイバーレーザー(鉄、板厚22mmまで)
 「LBCテクノロジー」材質によって最適な軌跡を制御
・プレス機
・光学式プロファイル研削盤
 「GLSシリーズ」
・超硬鋸盤
 「CMIIーDG」

●MAKINO
・eMACHINE
 電動化 
  ATC、APC、主軸アンクランプ
  最適速度、確実な制御
 拡張性
  購入後のアップデート
  NC、機能をアップデート
  ATC追加拡張
 耐久性
  メカニカルフューズを採用し、衝突時の力の分散
  easy to use
  Gコード、Mコード不要、音声操作
 新素材
  ATHIUM(新鋳物)

●SCHUNK
 KSX-2&VEROーS
  5軸加工機、複合加工機クランプシステム
  KSX-2(単独バイス)、KSX-C2(センターバイス)
  ジョーの交換を簡単にして時間短縮
  形状が台形形状になり干渉が減る

●Nachi
 超硬ドリル
 「アクアREVOドリル」
  材質、形状、コーティングをすべて一新
  同側100~150m、送り0.15~0.25
  条件が整えばとても速い、整わなければすぐ折れる
  まっすぐ穴あけが必須
  PLTドリルで下穴をあける(0.003大きい)
  PLT→5D→10Dの順
  材料の条件
  ・横穴・抜け際・鋳物の巣がない・完全な無垢

 超硬エンドミル
 「アクアREVOミル」
  新超硬素材 
   靭性、硬度、耐摩耗性を向上
  不等分割、不等リード 
   びびりを抑制
  REVOコート
   耐摩耗性、耐熱性、耐熱衝撃性

 Hyper Z タップ(OSGのAタップに対抗)
  材料
   耐摩耗性に加え、強靭性を併せ持った材料
  形状  
   最適設計、切りくずの排出性を高め、高精度なめねじ加工
  特殊表面処理
   耐欠損性、耐摩耗性向上→長寿命?

*タップの折れる原因
 1、切りくずつまり
   タップの寿命により切りくずが伸びる、周速が早すぎる)
 2、穴精度不良
   下穴が斜め

●カネテック
 高精度歪み取り加工用電磁チャック
 「アクシム」(マグネットテーブル)
 従来、第一工程時には、歪み取りで薄板や紙を挟んで加工
 (接地面が黒皮+薄板で固定が弱い)
 アクシムスティックが最大3mmまで上昇し、「反り」「歪み」を
 自然な状態で吸着
 (歪んだまま無理に吸着→スプリングバック)

自分の仕事に取り入れたいこと

 最近はA-TAPを使う頻度が高いが、折れることを考えたら色々
 な場面での使い分けが必要かと思う。 

 鉄の床穴加工の時は折れるのが怖いので、ハイスを好んで使ってい
 たが、PLT→5D→10Dなどの加工も挑戦してみようと思う。

 今あるマグネットハイスは危険なので、SCHUNKかカネテック
 を試しに使ってみたい。

 MAKINOの購入後のアップデート機能はとても良いなと思う。
 トロコイダル加工のような加工が、後に可能になるとすれば魅力的
 だと思う。

 会社で使っている古い鋸盤と、AMADAの最新の鋸盤では切断す
 る速度にかなりの差があった。最新のレーザー加工機はかなり厚み
 があるものまで対応していたので、1枚ずつ穴あけをするよりも大
 きな板を買って、切り出す方が作業効率がよりかもしれない。

 数がある仕事は超硬ドリルで、単品のものはハイスのドリルで加工
 したほうがいいと思った。

 超硬ドリルの速度を上げるのはちょっとずつやってみようと思った。

 超硬ドリルやタップの折れる原因を意識して作業したい。

 レーザー切断機で従来4時間かかる加工時間が、1時間半で加工が
 完了する最新型の機械は初めて見たのですごいと思った。
 

振り返り・今日の学び

 レーザー加工機は薄板のイメージだったが、25mmくらいの板も
 加工できるのは驚いた。 

 レーザー加工機のスピードの速さに驚いた。
 薄板だけのイメージだったので、けっこうな厚板の加工もできるん
 だなと思った。

 よくGコードの打ち間違えがあるので、MAKINOの
 easy useが気になる。
 今使っている錆止めは、錆止めをしてもサビて、加工穴に錆止めが
 固まるので、違うものを試してみたい。

 加工前に3Dで干渉チェックしたりする機能は見たことはあるが、
 ぶつけることを前提で衝突時の力の分散する機能をつけようとする
 MAKINOの目先は新しいなと思った。

 MAKINOのeMACHINEは、導入した後のNCのアップ
 デートや、ATCの追加が可能なので、長く使っても性能で後れを
 取る事が少ないと感じた。これがヒットすれば、同じ機械を長期間、
 高い性能で使えるメーカーが増えると思う。

 どの企業もエンドミルは不等分割、不等リードで作られていること
 を知った。

 見た目では分かりにくいけど、NACHIやOSGのドリル、
 エンドミルも色々と進化しているんだなと思った。

 JIMTOF2020のオンライン展示会で、各メーカーの工作機械
 や工具について学んだ。

 マキノフライスのeMACHINEは、専門的な知識がなくても加工
 できるので、使いやすそうだと思った。購入後のことまで考えて機械
 を作っていて、長期間使用する工作機には、とてもよく感じた。