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電気自動車EV① 201130

教育2020/12/02

電気自動車 Erectric Vehicle ①

現状、工作機械で加工している部品の50%が自動車関係
従来の自動車の機械部品点数 30,000個
電気自動車の機械部品点数  20,000個
電気自動車が主要な世の中になると17%減少
自動車産業200兆円の市場規模(工作機械1兆円)
家電30兆円、携帯電話70兆円、医薬品98兆円

●100年に一度の革命
 馬車→自動車に エンジン→モーターに変革の時期
 2020年 EVの割合 日本1%ヨーロッパ8%
 2038年 50%を超える予測

●世界はEVにすでに動き出している
 世界各国、大気汚染対策や排ガス抑制を強化する中、
 自動車メーカーもEVへシフト
 例;イギリス、フランス 
    2040年までにエンジン車の新規販売を禁止
   インド 
    2030年までにエンジン車の新規販売を禁止
   中国
    新エネルギー車の販売を義務

●世界自動車メーカーの動き
 ・メルセデスベンツ(ドイツ)
  2022年までに全てのラインナップにEVを導入
 ・ボルボ(スウェーデン)
  販売の全車種をエコカーに
 ・BYD(中国)
  EVを積極的に導入
 ・トヨタ・マツダ(日本)
  EVで資本提携

●EVが生み出す新たなサービス
 EVの普及により自動車がIT化、IOT化
 ・自動運転
 ・自動運転ロボット
 ・電気無人バス
 ・カーシェアリング

●EVの普及により成長が期待できる産業
 ・バッテリー(効率に発展性、将来性あり)
        パナソニック、ユアサバッテリー
 ・モーター (構造に発展性、将来性あり)
        日本産業(世界シェア50%)
 ・充電プラグ NGK
 ・ソフトウェア企業
 EVの比率
  2038年 50%超
  2050年 90%超
 EVの市場規模→2016年~2030年に約43倍に予測
 自動車産業の構造変化
  ガソリン車→構造複雑
  EV社→単純・シンプル
 ☆自動車メーカーを頂点とした系列企業で、構成する産業構造の
  重要性が低下
 ☆革新的な技術や製品を持つ企業が強い影響を持つ
  (モーター、バッテリー、ソフトウェア企業)
 ☆新規参入が容易(テスラ、ソニー、ダイソン、中国)
  競争力を持つ企業が系列の枠を超えて成長

 ◎EVの普及により、技術力を持つ企業が参入しやすい産業構造に変化
  →革新的な技術を持つ企業が勝ち組になる

●EVのメリット
・スムーズで振動が少なく静か
 (音楽、会話で雑音が少なく快適)
・レスポンスが良い、こぎ出しが良好
・給油が面倒でない テスラモデルS(毎日10秒)
・消耗品が少ない
 オイル交換不要、ラジエータークーラント不要、
 Vベルト、タイミングベルト不要
・ブレーキが減らない
 回生ブレーキ(減速時にバッテリーを充電するため、消耗が少ない)
・暖房がすぐ効く
 PTCヒーターですぐ暖かくなる+スマホで遠隔操作できるので、
 乗る前から空調できる
・環境に優しい(イメージ)
 走行中のCO2、NOx、PM2.5を排出しない
 *電気の発電は火力発電が多い→住宅街の汚染は避けられる
 日産リーフ(EV)とトヨタプリウス(HV)のCO2排出量はほぼ同等
 *再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力)の割合が上がれば、HVの
 CO2排出は減る

●EVのデメリット
・自宅での充電が必要
 駐車場、ガレージに配電設備を作るコスト
 立地的に不可能な場合←これがクリアできれば一気に現実的になる
・航続距離がガソリン車より少ない+充電設備が少ない
 燃費の事に神経を使う
 長距離運転には計画が必要
 急速充電でも時間はかかる
 30~40分充電で80%
 ⇒リチウムイオンバッテリー→全固体電池でデメリット解決
               小型、大容量、高速充電可能

●自動運転
 レベル0 手動運転
 レベル1 一部自動運転
 レベル2 特定条件下の自動運転 自動運転中の責任は人間
                 (日産、スバル、テスラ)
 レベル3 条件付自動運転    自動運転中の責任は車
      (人の介入が必要)  (ホンダ、ハンズオフ、アイズオフ)
 レベル4 条件付完全自動運転  バス、運送(無人)
      (世界はこっちを開発)
 レベル5 完全自動運転

自分の仕事に取り入れたいこと
 
 EVの普及により成長が期待できる産業業界を探し、今後その中で
 活動していければと思う。

 大気汚染対策や排ガス規制で自分が思っている以上に、電気自動車
 の開発が行われているんだなと思った。

 EV車のメリット、デメリットなどを知れる機会になったので、今後
 もさらに勉強していきたいと思う。

 自動車部品の点数が減ると、工作機械関係の仕事が減るので、別分野
 の仕事もできるように技術を付ける必要がある。

 電気自動車になっても工作機械での加工は必要なので、今のうちに
 技術を付けていこうと思った。

 工作機械による自動車の加工部品が減少していくと考えると、自動車
 業界以外での仕事が出来るようにならないといけないのかなと思った。

 電気自動車が主流になっていくと部品数の変化等で工作機械業界側に
 も対応した変化が必要になる。

 実際に電気自動車を見たことはあるが、乗ったことはないので乗って
 みたいと思う。

 
振り返り・今日の学び

 自分の子供たちが将来電気自動車(EV)を乗る日が来ると思うので、
 それに向けての知識を高め、支援を考える必要がある。

 EVの知らなかったメリットなどを知ることができて良かった。

 自動運転には責任の所在などの課題があり、なんでも新しい技術を
 搭載すればよいというものではないのだなと思った。
 
 車両価格が高いので、EV車の普及には時間がかかると思った。

 ガソリン自動車と電気自動車での機械部品が1万個も差がある事を知った。

 電気自動車について大まかな内容を学んだ。
 バッテリーの大容量化、高速充電化が今後の課題かなと思った。

 電気自動車の工作機械業界への影響や自動運転の定義について学んだ。

 阪本のフォークリフトはバッテリー式なので、大体の予想は出来るが
 充電時間がとても長いので、使いにくいのかなと思った。