CAD/CAM② 210121
教育2021/02/20
CAD/CAM②
●3Dデータの作図
・通常はZ=0の平面上にX、Yの値を入力して作図する
・または、Z=0の任意のZ平面にX,Yの値を入力して作図する
3Dモードは
・Z平面を固定せずに任意のX,Y,Zの値を入力して作図する
●ソリッドデータの作成
Zの平面を指定
開形状ソリッドデータ ×
閉形状ソリッドデータ 〇
●ソリッド押出し
閉形状と方向と高さを指定してソリッドデータを作成
●ソリッド回転
閉形状、回転軸、回転角度を指定してソリッドを作成する
●ソリッドロフト
閉形状(Z平面の異なる)を2つ指定して、それらを滑らかにつなげて、
ソリッドを作成する
●ソリッドスウィープ
閉形状を指定して、直線or曲線のその線に沿って、ソリッドを作成
(押出しより自由に作図)
ソリッドの作成、削除は同じ操作
①円を指定してソリッド押出→作成
②四角形を指定してソリッドを押出し→削除
●ブーリアン
2つ以上のソリッドを合成する
●ソリッドフィレット
交差したソリッドのエッジ(端)をR形状にする
●3次元加工
・工具境界領域の設定
領域内しか加工しない
領域内しか工具が入れない
干渉などの調整
・材料の設定
材料のある範囲のみ加工する
材料のある範囲のみ工具が動く
空振りを減らして効率を上げる
・ドライブ面
加工する面
・チェック面
加工しない面
・工具の設定
エンドミル(径)
ボールエンドミル(R、径)
ドリル(径)
を設定
・最適荒取り加工(2軸加工)
ポケット加工の組み合わせを自動で作成
※荒加工は同時多軸加工はおススメしない(剛性が下がる)
仕上げは同時多軸加工する
・荒引き後のソリッド形状を出力できる
→それを用いて中仕上の加工をする
最適追い込み加工(2軸加工)
・仕上げハイブリットツールパス
形状を自動で認識して、最適なツールパスを作成
早くできるが、微調整はできない
・仕上げスキャロップ加工(削り残しを削る)
☆バックプロット(ツールパスの確認)
☆ベリファイ(シミュレーション)→形状確認、時間確認
↓
Gコードに出力(ポストプロセッサーで機械用に作成)
☆ホルダ形状、バイスの形状を詳細に入力することで、干渉チェックが出来る
自分の仕事に取り入れたいこと
穴位置くらいの簡単な計算が、現場でできればと思った
CADデータから3次元加工のプログラムを作るためには、知っておかないと
いけないことや設定などが多く、かなりの慣れが必要だと感じた
CAD/CAMを使いこなすことが出来れば、できる加工の幅が広がると思う
手書きでは時間がかかる作図作業も、使いこなせるようになればかんたんに作図
できることが分かった
治具を作ったり、交点計算をしたいときに、自分で作図できるようになれたらなと思う
平面で作図するCADよりも、3Dで作る方が何倍も難しいと思った
2Dの作図より3Dの作図のほうが自由に作図できるが、ソリッドや加工の設定が
複雑なので、慣れるのに時間がかかると思った
ツールホルダの形状やバイスの形状の入力によって、それぞれ干渉しないかチェック
できるのは良いと思った
CAD/CAMの操作を身に付けることで、プログラム作成の効率を上げたいと思った
振り返り・今日の学び
3次元形状の加工をするのに、荒加工は2軸加工をし、中仕上げ仕上げ加工の時は、
同時多軸加工をするということを学んで、3次元の加工はいろいろと大変だと思った
自分で3Dデータの作図や、3次元加工を作ることはないと思うが、複雑で覚える
には難易度が高いと思った
CAD/CAMを使うことで複雑なプログラム入力、穴加工のポイント入力の効率化
できる事が分かった
CAD/CAMを使用することで、手で計算する作業やヘリカル、同時多軸加工など、
複雑なプログラム入力作業を効率化できるということが分かった
3次元加工では、荒加工は同時多軸加工しないことや、仕上げ加工は荒引き後のソリ
ッドデータを用いて行うことなど、知らないことを多く学んだ
3DCADは、Z方向を固定せずに任意で値を入力して作図することを知った
3Dデータの作図や加工の設定、干渉チェックの方法を学んだ
3DCADの作図方法とCAMによるシミュレーションとプログラムの作成について
学んだ
CAD/CAMの基本的な操作について学んだ