機械加工技能士①210303
教育2021/03/09
機械加工技能士
●機械加工技能士
機械加工技能士とは国家検定である技能検定制度の一種
金属の工作物の切削、研削などで、所要の形状に作り上
げる技能に関連した称号で、名称独占資格(法令で取得者
以外が利用が禁止されている)である
・等級:特級 1級~3級
・受験資格
3級:実務経験6か月以上
2級:実務経験2年以上
1級:実務経験7年以上
特級:1級合格後、実務経験5年以上
・種類
普通旋盤作業、フライス盤作業、横中ぐり盤作業
NC旋盤作業、NCフライス盤作業、マシニングセンタ作業etc
・内容
要素試験(実技)35~45分
ペーパーテスト(筆記)1時間30分
【メリット】
資格取得を通じて作業の練習を行うことで、様々な標準的な
加工技術が身につく(会社独自、個人独自な技術→一般的な技術)
実技試験の時間が短い→その対策として、効率が身につく
『技能士とは、一定以上の技能を国が証明することで、技能に
対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を
図る目的がある』
学科試験の勉強で知識が身につく
顧客から信頼が得られやすい
・機械加工に必要ではない→なくても作業可能
モノづくりメーカーでは作業者のスキルアップを促し、製品の
品質と維持、向上を図るために取得が奨励されている
・実技試験(計画立案等作業試験)過去問
①正面フライス加工においてビビりが生じる
→刃数を減らす
②正面フライス加工において、焼入れ鋼を切削時、工具寿命が短い
→CBN(ホウ素)チップを使う
③切削中にエンドミルがホルダから抜ける
→ねじれ角が小さいエンドミルに変更
④エンドミル加工において、刃先が欠けた
→ホーニング量が大きいものに変更する
⑤ドリル加工において、真直度が悪い
→マージン幅が広い物を選択する
(真偽問題 〇×)
①マシニングセンターの送り、駆動系には位置決め精度をよくするために
台形ネジが使われている
→×ボールネジ
②プレイバックとは、手動で工具経路をNCに記憶させる機能である
→〇
③送り速度オーバーライドとは、プログラムされた送り速度を変更する
ことが出来る機能
→〇
④すべてのG昨日は、指令されたブロックでのみ有効
→×
⑤スキップ機能は「/」を付けてこのブロックを飛ばす
→×ブロックスキップ
⑥CNCとは、コンピューターを内蔵した数値制御装置
→〇
⑦PCTとは、工具交換時間である
→× TTT(ツール・ツ・ツール)
⑧G機能とは、直線補間、円弧補間、ねじ切り機能制御
動作を指定する
→〇
⑨NCプログラムのエンドオブユニットEOB(;)各行の最後
→
⑩位置決めの指令方式には、インクレメンタル(G91)
アブソリュート(G90)がある
→〇
⑪機能において指令された状態を保持することをモーダルという
→〇
⑫主軸回転によるエンドミルの側面加工において、G41のプログラム
を実行すると、ダウンカットになる
→〇
⑬EXAPTは自動プログラムの一種
→〇
⑭ホーニング刃とは、丸み又は小さな面取りを施した切れ刃
→〇
⑮スローアウェイチップには、ネガティブレーキ、ポジティブレーキ
がある(外周すくい刃)
→〇
⑯超硬合金においては、P30はP10より耐摩耗性が高い
→×(低い)
⑰すくい角20度のバイトは、すくい角10度のバイトより切削抵抗が大きい
→×(小さい)
⑱ドリルの先端角は、硬質材料は角度を小さく、軟質材料は角度を大きくする
→×(逆)
⑲アルミニウムは、鋼より加工中の熱で膨張しやすい
→〇
⑳超硬合金は、サーメットより高い切削速度で加工できる
→×
㉑構成刃先を抑制するには、切削速度を上げる
→〇
㉒エンドミル加工において、突出し長さを2倍にすると、たわみは8倍になる
→〇
自分の仕事に取り入れたいこと
機械加工技能士について知ることが出来た
技能士試験の問題の中には、実務で使用しているのに、正式名称を知らない
物などが多くあったので、勉強して一般的な知識として身に付けたいと思った
技能検定をすることで、技術の向上が出来ると思った
問題内容が普段意識していない部分のことも多く、難しく感じた
振り返り・今日の学び
機械加工技能士を取得すると、作業者だけでなく顧客の信頼を得られやすい
というメリットを知ることが出来た
機械加工技能士の試験が自分がイメージしていた内容と違って、実技が少なかった
同じ機能の機械でも、メーカーや型番が違うと操作方法変わるので、長い実技試験
は難しいのだと思う
技能検定を取るにはとても難しいと知った
機械加工技能士の概要と試験の過去問による学習をした