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機械加工技能士④210316

教育2021/03/18

機械加工技能士④

平成31年 旋盤、NC旋盤 一級筆記試験

1.JIS規格によれば、普通旋盤の主軸中心線と、往復台に
 長手方向運動との平行度の測定において、水平面内ではテストバー
 は刃物台と反対側に傾いていなければならない
 →×(傾いてはならない)

2.JIS規格によれば、移動へれ止めは、往復台(刃物台)に
 取り付けて、工作物を半径方向で支える
 →〇

3.大径か鉱物のセンタ穴は、60度よりも45度がよい
 →×(45度センターは端面中心に近い加工をする時に良い)

4.JIS規格によれば、普通旋盤の工作精度は仕上げ削りで行う
 →〇

5.NC旋盤における周速一定制御とは、加工径に応じて切削速度を
 一定に保つように、主軸の回転速度を制御する機能である
 →〇

6.NCプログラムの情報をスキップする場合は、そのブロックの
 先頭に「/」スラッシュを付加し、操作盤にある機能を有効、
 無効にするスイッチをONにする
 →〇

7.ガンドリルは下穴の開いた穴や鋳抜き穴を広げるための工具である
 →×(深穴・細穴用)

8.セラミックバイトはアルミの切削に適していない
 →〇(鉄の特徴を持ったセラミック→サーメットは鉄仕上げ用)

9.コアドリルはもみ付け用として使用される
 →×(もみ付け用はセンタードリル・スポットドリル)

10.ドリルに施されたバックテーパーは、ドリルと穴の内壁との
 摩擦を軽減する効果がある
 →〇

11.コーティングバイトとは、刃部の材料に多結晶立法晶窒化ホウ素
 結焼体を使用したバイト
 →×(ほかにも炭化物、窒化物、酸化物、ダイヤモンド等)

12.チップブレーカーの主目的に、切りくずの破断がある
 →〇(切込み量と送り量をブレーカーに連結させること)

13.バイトの刃先にチッピングが起こる場合の対策の一つとして、
 刃先をホーニングする方法がある
 →〇

14.切削用超硬質工具材料の分類記号P01はP30よりも材料特性の
 靭性が高い材料である
 →×(硬度が高い)

15.比切削抵抗は、送り量が大きくなる程増大する
 →×
   kc   =  P   /   A
 (比切削抵抗) (切削抵抗) (切削面積)
(送りを上げると切削抵抗は下がる)
 ☆切削抵抗を減らす方法
  ①「すくい角」を大きくする
  ②切削速度を速くする(周速)
  ③切削面積を少なくする
   (切込み量を小さくする、送りを小さくする)

16.仕上げ面粗さが悪くなる原因の一つとして、構成刃先の発生
 が考えられる
 →〇

17.理論仕上げ面粗さ(h)の公式
  ノーズR=R 、 送り=f
 h=f2乗/8R ×1000(マイクロメートル)

18.チタン合金の切削には、超硬合金工具よりもTic系サーメット
 工具の方が適している
 →×(超硬が適している)

19.切削中にバイトにかかる切削抵抗3分力のうち、一番大きな抵抗は
 送り分力である
 →×(主分力)

20.旋盤の加工において、工作物の回転速度が一定の場合、工作物の
 直径が小さくなると切削速度は速くなる
 →×(遅くなる)

21.仕上げ面の表面性状パラメーターの一つに、算術平均粗さがある
 →〇

22.JIS規格によれば、不水溶性切削油剤のN1種は極圧添加剤を
 含まないものである
 →〇

23.普通旋盤で外径のテーパーを削る時、バイトの刃先の高さを主軸
 センタよりも低く取り付けるとテーパーの角度は小さくなる
 →〇

24.切削中に発生する構成刃先防止方法の一つとして、刃先温度が
 被削材の再結晶温度以上になる様に、切削条件を設定するとよい
 →〇

25.丸棒を主軸回転速度500m-1、送り量0.06mm/revで
 外形を60mm長手方向に切削した場合、切削に要する時間は2分である
 →〇 60÷0.06=1000(rev) 1000÷500=2(min)

●誤っているのはどれか
2.イ:ドリルのシンニングは切削抵抗を小さくするのに有効
 ロ:ヘールバイトは切りくず処理に有効
 ハ:エンドミルのニックは切りくずを分割するのに有効
 二:研削といしのドレッシングは、といしの表面に新しい切れ刃
   を再生する
 →ロ×(ビビりを避けるためバネの動きをする。精度が出ない)

3.水溶性油剤は水で希釈して使用する切削油剤で、JIS規格において
 (3種類)にくずンされており、(冷却効果)を主目的に使用され、
 (高速切削)に適している

7.ノギスの測定誤差の要因
 ・アッベの原理 
  測定精度を高めるためには、測定対象物と測定器具の目盛りを
  測定方向の同一線上に配置しなければならない
 ・フックの法則
  被測定物に測定力が加わると、圧縮力により縮みが発生する
 ・ヘルツの法則
  測定子と被測定物の接触点では、局部的な弾性変形が生じる
 ・ショットブラスト
  加工物に投射材(細かい砂や鉄球)を吹き付けたり、衝突させる
  ことで、表面に小さなデコボコを作り、表面を粗くする

15.セラミックスは炭素鋼よりも(じん性)が低い(われやすい、
 かけやすい)耐熱性、耐摩耗性、断熱性はセラミックスが高い

17.非破壊試験において表面のキズや欠陥を検査するには(浸透探傷試験)
 や(磁粉探傷試験)が適し、内部の欠陥を検査するには(超音波 
 探傷試験)や、(放射線透過試験)が適する

自分の仕事に取り入れたいこと

 以前とかは、アルミとかステンレス、銅の加工をしたことがあるが、
 まったくと言ってもいいほど忘れているように思う
 いざその仕事は入ってもいいように、自分でも考えておく必要が有る
 と感じた 

 知らない単語なども多く、技能士の試験の難しさがよく分かった

 チップや工具の選定にも使えることが学べた

 今回は旋盤の問題が多かったので、文字だけの問題では何のことを
 言っているのかよくわからなかった。機会があれば旋盤関連の工具
 や用語なども覚えておきたいと思う

 加工に関する知識だけでなく、工具や機械の構造についても知って
 いなければならないと思った

 超硬工具材料の分類記号P01はP30よりも硬度が高いことを知った

 普段意識してないけれど、ちゃんとした理論だったり、名称があるのを知った

 正誤問題にも計算の必要がある問題が出てきて、難易度が上がっているのが
 感じられた

振り返り・今日の学び
 
 機械加工技能士の1級の問題を学習した
 さすがに難易度が上がり、用語がさっぱりだった

 専門的な用語も多く出てきて、解けない問題が多かった 

 社内の基準以外の知識を得ることが出来た

 ショットブラストというサビ取りの機械加工があることを初めて知って
 勉強になった

 上級の試験になると難しい表現や別の分野の知識が必要だと分かった

 切削抵抗を減らす方法として、切削速度を速くするとは知らなかった

 機械以外の知識もいろいろ必要だと思った

 機械加工技能士試験 旋盤作業の1級の過去問を学習した